コラム

発見コラム「田井の目」

不動産鑑定士の目線で見る世の中はちょっと違う?!

2009/05/08

景気対策は大事ですが・・

今年はインフルエンザ問題やら不況の影響でGWを近場で過ごされ方も多いと思いますが、その一方で、高速道路のETC割引を使って、普段いかないような遠くにまでドライブに行って楽しまれた方も多いと思います。

そんな中、現在でも予算が審議されているところでありますが、ひっそりというかあっさりと10年ぶりに高速道路の建築計画が整備計画に格上げされ道路行政について大きな転換を迎えています。

東京外環道については東京オリンピック誘致がらみもありと思われますが、名古屋についても名古屋西~飛島間の事業着手が可能となりました。

GWで込んでいる道路を見ると、高速道路も必要なのかな-という気にもなりますが、今回の財政政策が景気対策の名のもとに時代に逆行した対策をうっているような気がします。なんとなーく株価ももどりつつあり、普通の経済状態に戻った時に気が使えば膨大なツケが残っているような気がしますね。。

同じくGW中の5月6日にはNHKスペシャルで「35歳を救え あすの日本未来からの提言」という番組を放映していました。これによるとこれから日本を担う30代が雇用不安により結婚や子育てが安心してできず、中間層が崩壊し、ひいては日本そのものの国力が衰退することを警告する番組でした。

それに回避するにはスキルアップ支援や住宅支援など”人”に対する投資をいまこそ行うべきであるという提言であります。

不動産的には道路ができると価値があがるというのが今までの評価セオリーですがこういう番組を見ると、ほんとに大金を投じて道路をつくる必要があるのか、それが土地の価値を高めているのかと疑問を感じてしまいますね。必要な国県道はともかく、地方の高速道路って・・・うーん。道路用地買収に関する鑑定評価も我々の業務の範疇なのでとても考えさせられる内容でありました。再放送もするようなのでお見逃しの方はご覧になってみてください。

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