コラム

発見コラム「田井の目」

不動産鑑定士の目線で見る世の中はちょっと違う?!

2009/05/28

不動産の価値はt(トン)あたり?

現在作業している仕事の関係で、”不動産”の価値を表す単位を改めて考えることがありました。

というのも、ふつう”土地”の価値を表すのは”坪あたり”とか”㎡あたり”が一般的だと思いますが、今回かかわった案件の倉庫の場合には、どんなものを(一般的な建築資材なのか、厳重な衛生管理が必要な食品なのかとか)、どのくらい(大きさや高さや重さとか)保管できるかで、価値が大きく変わってくるという話を聞いてなるほどなーと思いました。

そのような場合、平面の大きさを表す坪などの単位よりも、どのくらいの体積が入る立米とか重さの単位のトンとかのほうが確かに収納能力をよく表していますよね-。

そ-いえば、土地の坪あたりという言い方も、マンション業者さんなどでは、土地を高度利用することが前提なので、容積率100%のあたりを1種(いっしゅ)といい、”この辺では1種100万円だな”なーんて言い方をされてます。また、前職でボーリング場やホテルの案件を評価したときに、ボーリング場ならば”レーンあたりの売上”とか、ホテルなら”keyあたり1000万円”(30室あるビジネスホテルが3億円の場合、1室あたりの価値、すなわち1ルームキーあたり1000万円っていう意味です)なんていいかたもされていました。

土地という素材に建物が加工されると、その利用方法によって価値単位が変わってくるのは面白いですね-。

でも考えてみるとほかにもいろいろあります。たとえば肉や魚でも、スーパーで買うときは”グラムあたり”ですが、焼肉をお店で食べるときは”〇人前”だし、魚をおすし屋で食べるには”一貫いくら”ですよね。不思議だな。。。

ちなみに私は、おすしに関してぐるぐるまわるような動産的なものは”鑑定”できますが、カウンターでじっとしている不動産的なおすしは情報不足でできません。かなしい。。。

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