コラム

発見コラム「田井の目」

不動産鑑定士の目線で見る世の中はちょっと違う?!

2009/07/01

白い灯りと橙の灯り

先日夕方に用事があって名古屋駅の北東側にあたる名駅3丁目界隈を歩いていたときのことでした。ユニモールという地下街の出口から、名古屋駅周辺でお勤めになっていると思われる、知的な感じのおしゃれで美しいたくさんのOLの方々がみょーに急ぎ足で特定のエリアに”吸い込まれて”行きました。

その様子はまさに吸い込まれているという形容詞がぴったりで、みなさん高いヒールをもろとせず先を急いでいらっしゃいます。この辺りはコンサートホールなどの集客施設もないはずなのに、なんでかな~と疑問に思った私はストーカ-にならない程度に距離をおき、彼女らのあとをついていきました。

すると彼女らは写真のようなこのあたりで最近増えた古民家風のレストランや居酒屋さんに我先に入って、少ない席をゲットできた喜びをお友達と分かち合っているようでありました。

もともとこのあたりはビルなどの高層建築がすすまず、古い民家も多かったエリアではありますが、その古い家を外観はそのままに、内装だけをモダンに改装したお店が多く立ち並ぶようになり、新築であっても低層の古民家風の建物にして、様々な料理を提供する店舗が増えてきました。街の動向に敏感な女性たちはそれを察知して、今までの栄や名駅近辺にない雰囲気のこのエリアに足を運ぶようになったのかもしれません。

今まではお仕事帰りで、夜景が見えるレストランやバーなどできれいなネオンを眺めるというのもありましたが、終日高層ビルに閉じこめられている彼女たちにとっては、夜景を見ても残業している気分になったりするのかもしれませんね-。むしろこのエリアのお店のように、地上におりて、昔ながら橙の光の下で、ほっと落ち着くような料理を食べ、深夜まで蛍光灯の白い灯りで輝く高層ビルを仰ぎ見ながら、「私の会社のフロアの電気は・・・あ、まだついてる!今日も遅くまでみなさん大変ねー」とかなんとかいいながら自分のOFFタイムを満喫するほうがいいのかもしれません。

東京や大阪や、ましてや京都にはないおもしろい雰囲気の街並みですよ。機会があればぜひどうぞ。

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