コラム

発見コラム「田井の目」

不動産鑑定士の目線で見る世の中はちょっと違う?!

2010/10/22

士業もたいへんな時代です。

景気が悪くなると、資格をとればなんとかなると思われ士業を目指す方も多くなるようですが、なかなか士業も大変な時代を迎えています。

特に国家資格の最高峰である弁護士さんについてはあまりいいニュースが最近聞かれません。

日本でもロースクール制ができて、司法試験の合格者を増やしたのはいいですが、がんばって合格しても司法修習生給付金が打ち切られるようで、受験勉強期間に加え、司法修習生の期間まで生活費を確保していく必要があり、なんとか貯金や親の支援でこれを乗り越えたとしても、なかなか就職口が探せず、「軒弁」つまり事務所の軒先だけ借りて自分で営業したり、就職口がないのでしょうがなく実務経験を積まずに独立せざるを得ない「即弁」にならざるを得ない可能性もあります。

さらに、無事に大手の法律事務所に勤務できても、国内の法務市場が縮小していく対策として、アジアに進出していかざるを得ない状況のようで海外の法務も勉強しなければならないというハードさであります。

一部の論調ではほかの国家資格比べ弁護士だけその修習生に国の負担で給付金がでるのはおかしいという論調もあります。

確かに我々鑑定士も、かつての試験制度においては東京で実施された実務修習に自己負担で参加していたので、地方から参加してきた人は旅費や滞在費に多額の出費が強いられ、それに関して国からの補助や給付があればずいぶん助かったと思います。

ですが、司法修習生は新制度においても1年間は副業やアルバイトが禁止され研修所に通わなければならない点が圧倒的に違いますし、なによりも国の最高峰の資格に通った人たちであるので、せめて”卵”の段階では十分な手当てをしてあげて良質な法曹家を育てていく方がいいような気もします。

不動産鑑定士を目指す人には、弁護士や司法書士などを目指していた人の転向組の方もいます。従って弁護士の魅力が薄れてしまうと他士業へも影響が出てくるのではないかな-と懸念してしまいます。

なまじ国家試験だから国の方針と実務者のギャップが生じるので我々鑑定士も含めて国家資格は権威ある協会団体による認定試験にしてその運用もまかせることを検討する時期に来ているのかな-?そんなことを感じざるをえませんね-。

【関連資料】
日経新聞(2010.10.18) (PDF:197KB)

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