コラム

発見コラム「田井の目」

不動産鑑定士の目線で見る世の中はちょっと違う?!

2012/11/12

認可と許可の違いとは?

先週は新設を予定していた大学が大臣の最終判断の時点で“不認可”とされ、それに猛反発が起こり、結局認可されることになったという事がありました。

受験を予定していた学生さんや開講準備をしていたスタッフにとっては大いに振り回された大変な一週間だったようです。

しかし、そもそも“最終的な判断”がなされていないはずなのに校舎が建築され、学生さんに学校ができるよーという案内ができるというのが素朴な疑問として湧きましたので不動産の世界ではよく見聞きしているはずですが改めて “認可”という用語を調べてみました。

辞書(法律学小辞典(有斐閣))で調べてみると認可とは「行政庁が第三者の行為を補充してその法律上の効力を完成させる行政行為」だそうで、その対象となる行為は私法上の法律行為であったり、公法上の法律効果を発生させることもあるようです。

よく似ている言葉として”許可”というものもあります。
許可は「行政法上法令によってある行為が一般的に禁止されているときに、特定の場合にこれを解除し適法にその行為をすることができるようにする行政行為」だそうです。

したがってかなりひらたく言ってしまうと、許可は原則的にはだめなことを例外的に認めることなので、許可が出ていない時点では何もしてはいけないものであるといえますが、認可の場合には基本はOKのことに対して、行政がお墨付きを与えるという感じかと思います。

そのように考えると、大臣がいろいろ審議会の審査を経ていて、もう90%ぐらい出来ていてあとちょっとで完成になるものに対し、ゼロにもどすようなことをいうので裁量権の乱用だとかいろいろ言われてしまったようです。

確かにいろいろな方にとって気の毒だったのですが、まったく外野の意見としては大学の経営環境が年々厳しくなっているのは素人でも分かりますのでほんとに開校して大丈夫なのかな〜と心配になりますし、大学審議会が正しい判断を行う機関とされているならば民意を代表する人間とされている政治家に、最終の認可権をあたえる必要がそもそもあるのかな?なんておもいますねー。

確かに大臣のものの言い方や一石の投じ方は少々乱暴といえるものでしたが、まったく内容を見ずにただ単にポンとハンコをおすだけよりは政治家っぽいと思いましたね-。(ただし彼女が自分の上司でなければですが。。。)

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