コラム

発見コラム「田井の目」

不動産鑑定士の目線で見る世の中はちょっと違う?!

2014/05/21

中古住宅への新しい融資 ~「リフォーム一体型住宅ローン」とは?~

近年は消費税の増税や新築マンション価格の上昇という要因以外に、立地が良いモノやご自身のこだわりを反映させた住宅に住みたいという方が増えています。
そこで中古住宅に関する関心が高くなり、リフォームやリノベーションに関連する商品が多様になってきたように思います。

しかし、先立つものはお金でありまして十分な資金がなければなかなか思い通りにいきません。
そんなニーズを反映し近年では、このリフォームを資金面からバックアップする、住宅ローンと一体になったリフォームローンを提供する金融機関が増えているようです。

従来なら、住宅ローンとリフォームローンは完全に別商品と考えられ、無担保であるリフォームローンは金利も高く、借入期間も短いものが通常でした。
従って中古住宅を購入しようにしても、リフォーム代の予算が限りがあるため状態のいいモノに制限されてしまったり、リフォームが出来る内容が限られてしまう側面があったと思います。
これがこのリフォーム一体型住宅ローンだと、通常の住宅ローンと同等の金利や期間で借りられるので、資金計画に余裕が出てリフォームの工事内容や中古住宅の選択肢に幅がでてくるように思います。

このローン、消費者にとってメリットが高い制度でありますが金融機関にとってはどうでしょうか?

ある金融機関では、住宅ローンのリフォーム活用プランという形でリフォームに対する融資をするのですが、それを機に住宅ローンの借り換えをすすめるプランを出していました。
なるほど、一体として比較的低金利で貸し出すことをPRポイントに、本体の住宅ローンを取り込もうという作戦のようです。
このように金融機関としてはチャッカリ戦略を立てて、新サービスを開発しているようです。

ついつい資金的に余裕が出てくることで、必要のない設備をつけてしまったり、間取りの変更だけのつもりがキッチンやバスもお願いしてしまった。。。
なんてことは避けたいとこでありますので、我々消費者としては新しい情報をキャッチしながらも慎重に比較検討して、自分に最適なものを選ぶことが必要ではないかと思います。


 

【関連資料】
日経新聞 2014.5.17 (PDF:196KB)

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