コラム

発見コラム「田井の目」

不動産鑑定士の目線で見る世の中はちょっと違う?!

2014/10/15

PPC2014のご報告 その2 シンガポールの街づくり

会議は3日間にわたって行われ、テーマの一つにサスティナブルな不動産、すなわち環境対策にすぐれた不動産とその評価方法があげられていました。

私もなごや環境大学で環境問題と不動産について講義をさせて頂き、この秋も「環境都市シンガポール」というテーマで講座を持つのでネタ探しのためにいろいろな方の発表を見て回りました、

いわゆる環境にやさしいといっても国により優先順位の捉え方は様々です。たとえばシンガポールは国の大きさが東京23区ぐらいしかない都市国家であるので、自国内で降る雨だけでは水をまなかい切れず、隣国のマレーシアから輸入して生活しています。そこで水の節約を環境問題の優先課題と考え、下水道を濾過して再利用するニューウォーターの使用を広げる推進をしているという話を聞く事ができました。

また会議とは直接関係はないですが、偶然会議の参加者の知人で国土交通省からシンガポール開発局に出向に行っている方がいらっしゃるというのでその施設を見学させて頂く事ができました。

この施設はシンガポールの過去から発展の経緯と将来の町づくりに関して展示する、ちょっとした博物館であり、公共の施設なので無料でありますが、興味がある人にとってはへたな観光施設よりも面白く、特に圧巻はマリナベイあたりのビルの精密な模型でありました。

シンガポールでは基本的に国が土地を所有し民間に貸し出す形でその利用を認めていますが、日本でいう都市計画法や建築基準法はもちろんのこと、どんな高さでどんな用途でどんなデザインかをかなり詳細につめて、その内容を含めて借地権の許可を出すかどうか決めるようです。

したがって都市は勝手に発展するわけではなく、かなり計画的に作られるのであり、写真のジオラマのように今後は開発されていくようであります。

そうなると今はマリナベイサンズが周囲になにもなく、威厳を放ちながら建っていますが、このジオラマによると周囲に建物が次々と作られ、いつか供給過多になってしまわないのかな-なんて思ってしまいますが、そんな懸念を吹き飛ばすほど世界中からヒトとカネを集めて、同じ中華系の国民ではありますが、香港とはひと味違う街づくりをシンガポールは目指しているという興味深いお話を伺うことができたのでした。

【関連資料】
シティーギャラリー パンフレット (PDF:778KB)

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