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マンションワンルーム投資の失敗原因はこれだ

利便性の良い物件を見つけよう

ワンルームマンション投資で最も需要な点は、利便性の良い物件を見つけることです。どれだけ最新の設備が整っていようとも、利便性が悪い物件は失敗の原因となります。おすすめは都心で、駅まで徒歩圏内の物件です。また主要なターミナル駅へのアクセスが良いと、さらにポイントが高くなります。

ワンルームの入居者は、学生や外国人留学生、20~30代のサラリーマンやOLがメインターゲットとなります。よって一人暮らしに適した周辺環境も大切となります。深夜まで営業している飲食店やコンビニなどがあると、日常生活を送る上でも便利です。反対に閑静な住宅街の中にあるような物件は、一人暮らしには適しておらず、ニーズも高くないため注意が必要です。

ターゲットとする入居者を想定しよう

次にワンルームマンションに入居してもらいたいターゲット層を明確にします。ファミリー向けマンションの場合は、長期的な賃貸契約も期待できますが、ワンルーム投資の場合そうはいきません。

大学生や独身のサラリーマン・OLなど、比較的短期間での入居者も多くなり、短いスパンで新しい入居者を見つける必要があります。入居者が見つからない場合は空室となり、収益がマイナスとなるリスクもあるのです。

よって、あえてターゲットを絞ることで、空室になりにくい物件を見つけることがポイントとなります。例えば独身のOLをターゲットにする場合、セキュリティーやキッチンが需要です。オートロックやインターホンなどのセキュリティー設備が完備され、3つ口コンロなどキッチン周りが充実している物件は、女性に根強い人気があります。よって相場より高い価格を設定しても、入居者が集まりやすくなっています。

短期的な収益性の高い物件を見つけよう

基本的に不動産投資は、長期的に収益性の高い物件が好まれる傾向にあります。しかしワンルームマンションの場合に限り、短期的な収益を優先させることがポイントとなります。

例えば大学生をターゲットとする場合、大学までのアクセスが重要なポイントとなります。しかし大学の中には、駅から遠く不便な場所に立地しているケースもあります。こういった場合、大学周辺には、学生をターゲットとしたマンションや飲食店が立ち並びます。

しかし近年、都心部への大学の移設が次々と行われています。よって大学生向けのワンルーム投資を考えている場合は、移転のリスクを考える必要があるのです。よって低価格のワンルームを購入し、短期的に高い利益を上げられる物件がおすすめとなっています。”

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