• 田井の目

次なるLCCは名古屋に飛来するのか?

2012/04/23

次なるLCCは名古屋に飛来するのか?

今週から名古屋市の河村市長がマレーシアの格安航空で有名なエアアジアXを訪問し、中部への就航を要請しに行くようであります。このエアアジアXはクワラルンプールをハブとしアジアやオセアニアの国々を結んでおりその料金の安さには驚かされます。

因みに今日(2012.4.23)急に羽田から夜の便でクワラルンプールに行き、1週間後に帰ってくる往復チケットを買うことを想定すると、エコノミーシートの正規料金は航空税込みで5.5万円程度でした。

同じような条件で大手の航空会社で探すとその3倍以上もしていたので、まさに”ローコスト”というより”格安”と言う言葉がピッタリであります。

現在、中部空港で就航している国際LCCはチェジュ航空があり、正規料金でソウルに行く場合でも往復2万円以下のチケットがあるなど、もはや新幹線で東京に行くよりも安くなっています。

このような航空運賃の安さが、観光客などの人の流れの増大につながりまずは観光業を中心に経済の活性化が期待されるますがLCCは貨物輸送もする側面もあるので、製造業が多い愛知県ではパーツの輸入や輸出に関してコストが削減できたり、物流倉庫が必要になることが予想され、観光業以外への波及効果も十分に期待できます。

あまりにも地理的に近い大阪で先に就航してしまっていることや、すでにでに名古屋にはマレーシアのすぐお隣の国のシンガポールがハブになっているシンガポール航空が就航していることが個人的には少々微妙な問題を含んでいそうではありますが、そんな細かいことは吹き飛ばしそうな押しの強い市長さんにトップセールスを頑張っていただきたいと思います。

【関連資料】
関連記事(朝日新聞デジタルより) (PDF:290KB)

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