• 田井の目

大手弁護士事務所の名古屋進出は何を意味するか?

2012/10/19

大手弁護士事務所の名古屋進出は何を意味するか?

先日の新聞記事で東京の大手法律事務所がまた名古屋に進出するというニュースが出ていました。

”また”というのは今回の西村あさひ法律事務所さん以外にも、つい最近TMIさんという、これまた大きな法律事務所が進出してきたからです。

もちろん今までもコマーシャルなどでおなじみの東京の大手法律事務所が進出してきた事例はありました。

しかし過去の場合は消費者金融の過払い問題に特化した事務所が多かったように思いますし、そのビジネスモデルもそろそろ終焉を迎えているわけでありますので、その業務需要を目的に進出してきているにはちょっと時期を逸しているように思えます。

それでもこれらの大手が進出してきている理由は何なのでしょうか?

思うに大手法律事務所の得意分野はM&Aや企業買収や渉外法律業務です。これらの分野は確かに名古屋の知人の弁護士さんでも手がけている方は少ないようですが、周知のごとく企業の海外進出は多くなり、必ずしも本社が東京にないようなローカルな会社でも国際的なリーガルサービスを求めている需要が増大している一つの証明になっているような気がします。

名古屋の人間はサービスにお金を払わないと言われますが、逆にこのような会社が増えることで対価を支払ってサービスを受けるという文化が定着することは鑑定業務にとってもとてもいいことだと思いますので頑張って欲しいものです。

【関連資料】
2012.10.12 日経新聞より (PDF:273KB)

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