• 田井の目

同じようでも新しい年へ

2013/12/28

同じようでも新しい年へ

ちょっと前になりますが「大辞泉」という国語辞典がPR用に既存の言葉の新しい意味や使われ方について募集したものが発表されました。

「愛」「自由」「大人」など哲学的なモノから「カワイイ」や「SNS」など現代的なモノもあり、眺めているとなかなか面白いです。

「愛」・・・人である原点。
「カワイイ」・・・女の子の間での潤滑油の言葉

なんてのもありますが個人的になるほどと思ったのは
「失敗」・・・もう一度チャレンジする気持ちを与えてくれるもの。
でありました。

今年はそれなりに懸案事項をこなせてきて、業務上の失敗は特になかったと思いますが、逆にいうとそれが無かった分大きな達成感に乏しい1年でありました。

もちろん失敗自体はよろしくないですがそれを前向きに捉えられるような、そんな前からある同じような状況に新しい意味を見いだせる、柔軟な発想を持つようになりたいな-とこれらの言葉を見ていて思いました。

例年と同じく我々不動産鑑定業界は1月1日時点の公示価格の鑑定評価作業のため12月末頃は現地調査にいったり、登記簿をとったり、最新の取引事例を集めたりしています。

チームで作業しているため調査内容の報告やら修正の指示のメールがビシビシ来て、なんだか洋服店のセールのような繁忙期を迎えながら年末年始を過ごすのであります。

振り返ってみると、去年もその前もさらにその前も同じような年の越し方なので毎年来年はなんとかならないものかな~と思い進化していない自分に腹立たしくなることもあるのですが発想を変えれば、自営業でバタバタしながら越年することは何もない状態とは比較にならないほど幸せなんでしょうね-。

来年もそういう意味では大きな変化はなく新規一転リニューアルとはいかなさそうですがちょっとぐらいのバージョンアップや毎日の意識のリノベーションを心がけたいと思います。

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