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名古屋の不動産鑑定事務所のおすすめの選び方は?|個人事務所・不動産鑑定士の選び方も徹底解説

「不動産の専門家」と言われている不動産鑑定士ですが、その特徴や大手と個人の事務所の違いなどについては詳しくは知られていません。不動産鑑定士を選ぶにも情報が少なく、ホームページの見たときの大手かどうかの直感や紹介に頼ってしまう傾向にあるようです。
しかし不動産鑑定士は相続や空き家問題などでも頼れる存在であるので、是非その特徴を選び方を知って賢く活用してみましょう。

不動産鑑定士の個人事務所の選び方!最初の面談でのチェックポイントを紹介

愛知県下でも約300ある不動産鑑定事務所から、自分のニーズにぴったりあったものを選ぶのはなかなか大変な作業であるため、HPが立派で大手っぽいものや直感、知人のツテから紹介を受けて選ぶ人も多いと思います。

それでもほとんどは間違いではないですが、不動産鑑定は時間や費用もかかるもので、やりなおしがきかないものであり、また、完成品について品質をチェックすることは、他の不動産鑑定士以外では難しいのが現状です。

直観を信じてすべてお任せをしてしまう前に、本当に信頼に足る事務所かどうか、客観的かつ冷静に判断することが必要で、最初の面談で最低でも以下の点に注意して選ぶべきです。


個人事務所選びのチェックポイント
●業務経験や業務内容
●処理能力とスピード
●事務所の場所や主な活動地域

1.業務経験や業務内容

不動産の鑑定や調査は、作業が進むにつれ、思いもよらないことが起こることがあります。

具体的には、調査を進めたら埋蔵文化財包蔵地のため開発や建築に大きな規制がかかったり、土地を貸していた場合に所有者も知らない間に土壌汚染が発生してしまい、その売買にあっては浄化コストを積算しなければならなくなった事例が該当します。

このように場合でも臨機応変に対応し、業務を完了できる能力を得るためには、やはり一定の期間と多様な経験が必要であり、さらにその業務内容のバージョンアップができているかが重要です。

そこで不動産鑑定士に業務を相談するときに、以下のような点を確認してみてください。

  • 過去の経験に加え、近年はどのような業務が中心となっているか
  • 今後力を入れたい業務内容とそれに対してどのような努力をしているか

上記の応答がきちんとできない場合には、専門家としての向上心がやや欠けている可能性もあるので注意する必要があると思います。

2.処理能力とスピード

不動産鑑定は慎重にすればするほど時間がかかり、案件によっては1年がかりというものもあります。しかし一般的には1か月あれば十分完成すると思われますので、数カ月もかかるような場合は案件というよりその担当する不動産鑑定士が特殊といえます。
また、まれに数日間で完了を謳う事務所もありますが、あまりに早すぎる納期もこれまた十分な調査や検討ができない可能性が高いため適切とはいえません。

依頼者としては何でもいいから早くやってほしいという気持ちもわかりますが、以下のように確認することをおすすめします。

  • 打ち合わせの段階でどのくらいの期間で作業できるかを確認
  • 想定よりも時間がかかる場合には理由や作業工程を聞く

しっかりとした処理計画を持っているならば納得できる説明ができるはずですが、その説明が曖昧な場合には、やはり資質としては疑問を持たざるを得ません。判断基準の一つとして、上記の点を意識しておくとよいでしょう。

3.事務所の場所や主な活動地域

不動産鑑定においては、やはり実績や経験がある地域を得意としていることが多いです。

例えば、角地である場合に土地の面積に対して建てられる建物の床面積(建ぺい率)が緩和されますが、その緩和要件は県ごとに定める条例によって違います。京都であれば歴史的な景観や文化財を保護するために、他の地方にはみられない独特な規制があります。

このように、不動産に関する規制が地域ごとに違うため、どうしても得意な地域とそうでない地域に分かれがちです。

従って個人事務所の場合、その事務所がある地域には対応できても、ほかの地域には対応できない場合があります。相続案件が全国に分かれているような場合には、それに対応できる事務所を選ぶ必要があります。

また、多くの不動産鑑定士は地価公示や地価調査などの公的な業務を請け負っており、その担当地区が分かれています。一つの担当地区に決まると、数年は同じ地域を担当し、そこの取引事例を調べたり、街の発展状況や将来計画などを調べます。

このような公的評価の活動地域が、自分が調べたい物件がある場所と一致するかどうかなども、不動産鑑定士を選ぶヒントになるかもしれません。

名古屋がある愛知県内には不動産鑑定士が何人いる?

「名古屋に不動産鑑定士は何人いますか?」とよくきかれますが、不動産鑑定士は地域会としては県単位までしかありません。
従って名古屋市をはじめ、豊橋市や豊田市の不動産鑑定士も同じ愛知県の不動産鑑定士協会に所属し、その人数は令和3年5月時点で405人となっています。ちなみに全国では4,876人なので、全国の1割弱が愛知県にいる計算になります。もちろん一番多いのは東京で1,786人と全体の約3割強で、関東エリアを含めると約半数の人数と都市に集中していることが分かります。


不動産鑑定士の数 不動産業者の数 1社あたりの不動産鑑定士
全国 4,876人 2,954社 1.65人
愛知県 405人 280社 1.45人
東京都 1,786人 674社 2.65人

なお愛知県の業者数は280社なので、1業者あたりの不動産鑑定士の数は約1.45人となります。つまり平均的には1人か2名の小規模体制で行っていることが特徴といえます。

東京のような大都市では、大企業と取引があり一人では処理できないほどの大量な案件が発注されたり、「海外案件担当」や「J-REIT案件担当」など分野に分かれて専門化しないと対応できないため、不動産鑑定事務所も規模を大きくせざるを得ないという事情があります。

愛知県の場合には、それほどの大量案件や複雑案件はまれで、むしろ地域の人々の様々な不動産に関わる問題の解決にあたることが多く、その活動範囲は狭い傾向にあるといえます。

名古屋の不動産鑑定ならタイ・バリュエーション・サービシーズがおすすめ!そのメリットは?

愛知県内でさえ405人もいる不動産鑑定士。いざ依頼しようと思っても、「不動産鑑定事務所をどうやって選ぼう・・・」と悩み、いろいろなサイトを見比べてみたり、人に評判を聞いたりして情報を集めてみようと試みますが、なかなかその違いは分かりにくいものです。

「良い」不動産鑑定士を選ぶにしても、不動産鑑定士は直接的に弁護士のように裁判で勝負が決まるものでもありません。そのため「規模が大きい」「業歴が長い」や、「ホームページの写真がやさしそう」などが一つの判断基準になるようです。
一方、「悪い」不動産鑑定士として、「不動産に関する知識が全くない」「説明が悪くてなにを言っているのか理解できない」「最近の法改正などがまったく分かっていない」ような不動産鑑定士は選ぶべきではありません。

しかし、不動産鑑定士は資格試験に受からないとできない業務であり、合格後も研修などが継続的に行われ、実は悪い不動産鑑定士を探すのもこれまた難しいものです。

そうなると、依頼者の悩みやニーズを捉えつつ、他の不動産鑑定士とどのような点で違うかが明確に分かる不動産鑑定士を選ぶ必要があります。

当社タイ・バリュエーション・サービシーズは士業の先生方に多数ご依頼いただいている名古屋の不動産鑑定事務所ですが、ただ「良い」と言っても、不動産鑑定士をお探しの方には違いが分からないと思います。
そこで、ここではタイ・バリュエーション・サービシーズの特徴・メリットをあらためてご紹介いたします。

タイ・バリュエーション・サービシーズのメリット
1.業歴25年と豊富な実績
2.多様な案件の処理能力
3.高い信頼性と発信力

1.業歴25年と豊富な実績

タイ・バリュエーション・サービシーズの代表取締役、不動産鑑定士の田井能久は、大学卒業後すぐに不動産鑑定士の資格を取得し、25年間一貫して不動産鑑定士として仕事を行ってきました。処理した案件は1,500件を超え、
東京、名古屋、千葉、北海道に居住経験を持ち、全国ほぼすべての地域で実績があります。その範囲は東京の一等地の坪何千万円から、北海道の中でも最僻地の坪何十円までの幅があり、日本国内の地価の最高値と最安値を実際に”体感”していることが、
不動産鑑定士として価値判断をするうえで極めて重要な指針になっています。このような豊富な実績から、ご依頼に対し全国のどこでも即時に対応が可能です。

2.多様な案件の処理能力

不動産鑑定士の経験の長さに加え、国内最大の不動産鑑定期間と世界有数の不動産投資ファンドに勤務した経験から、単なる土地評価のみならず、数多くの投資用不動産に加え、ホテルやゴルフ場やスキー場などの事業用資産、
または借地権や底地、継続賃料などの複雑案件も多く手がけました。さらには電波塔や海洋ドック、墓地や敷地権の登記がない区分所有ビルなど、なかなか不動産鑑定の例としてはあがらないようなレアもの物件の評価もさせて頂いた経験
が大きな資産となっています。従って複雑な案件や投資物件などの評価を素早く行うことを得意としており、それがご依頼者に提供できるメリットとなっております。

3.高い信頼性と発信力|不動産鑑定士協会連合会や国際委員を担う

不動産鑑定士協会連合会の委員や名古屋地方裁判所の民事調委員などの公的業務を長く担い、その功績が認められるなど高い信頼を得ています。特に連合会の委員会活動としては長く国際委員を勤め、国際会議に多数参加しました。

マレーシア、モンゴル、韓国、インドネシアではスピーカーも勤め、その縁で知り合った海外の不動産鑑定士は交流が続き今ではビジネスパートナーとなっています。

大手の不動産鑑定事務所で経験があるからこそできる対応

経営者のお体が悪く、予断が許さない状態ですがどうしても資産の引継ぎのため緊急に不動産鑑定が必要となりご依頼をうけたことがありました。

資産の規模も大きく、複雑な案件なので本当は大手事務所に依頼をしようと思ったところ、”ゴールデンウイーク”という理由のため、断られてしまったそうです。

ご縁があり、私にご依頼頂いたため、万難を排して対応させて頂きました。その後その経営者が亡くなられ、後を継ぎ新しい経営者となられた息子さんからは、何度も何度も感謝のお言葉を頂き、ご友人やほかのお客様をご紹介頂きました。
大手にいたからこそ大手ではできない対応を心がけ、それを実践したことで信頼を頂けた経験でした。

愛知県で抜群の実績を持つ不動産関連ライター

これまで60回を超える講演会やセミナーでの講師経験があり、愛知大学の非常勤講師として10年間不動産関連の講座を行いました。

また自社サイトの投稿に関心を持って頂いたSEO会社より不動産関連ライタ-として業務を頂くようになりました。WEBサイトに投稿した記事は80本を超え、なおも増え続けています。このような信頼性と発信力が依頼者にご提供できるメリットとなっております。

名古屋の不動産鑑定事務所タイ・バリュエーション・サービシーズに依頼できる内容

タイ・バリュエーション・サービシーズにて有料で提供しているサービスとして、以下のようなものが挙げられます。

タイ・バリュエーション・サービシーズの無料相談
1.不動産鑑定評価書
2.調査報告書
3.意見書

どういった状況の人にご活用いただけるサービスなのかを踏まえ、以下で詳しく紹介しています。

1.不動産鑑定評価書

不動産鑑定評価書とは主に裁判所や税務署に提出する場合の、「正式な」不動産の価格に対する査定書であり、不動産鑑定士でしかその作成を許されないものです。

主には弁護士や税理士さんがご依頼者となりますが、個人のご依頼者にご活用頂くこともあります。

不動産鑑定評価書はこんな人にピッタリのサービス
特定の状況を想定した場合の不動産価値を把握したい人
民間企業が役員や株主やM&Aを行う場合の詳しい不動産価格に対する資料がほしい人
親族が集まる家族会議などで相続財産の税務上の評価でなく時価を把握したい人
裁判所や税務署に不動産の評価書を提出したい人

2.調査報告書

調査報告書は不動産鑑定の様式や価格査定方法を使用していても、「不動産鑑定評価書」として発行するのが適切でない場合に活用されます。
この調査報告書は、一定の限度はありますが、依頼者の意向に沿って、様々な状況を想定した不動産の価値を把握できることが特徴といえます。

調査報告書はこんな人にピッタリのサービス
特定の状況を想定した場合の不動産価値を把握したい人
例)法律上は建物を建てられない土地だが、可能になった場合を想定したい
例)道路が通っていない土地だが、通った状態を想定したい

3.意見書

意見書は、上記の不動産評価書や調査報告書とは異なり、不動産鑑定士の意見を述べる場合に活用されます。
たとえば、裁判での答弁書の補足資料とか、土地の時点修正に関する意見など、不動産の価格を知りたいわけではないが、不動産への価格への影響や不動産に対する客観的な意見を求められる場合に作成します。

意見書はこんな人にピッタリのサービス
裁判での答弁書の補足資料がほしい人
不動産の価値や価格に対する客観的な意見がほしい人

これらの依頼できる内容については、こちらの記事でもくわしく解説しています。

ただ上記のようなサービスの違いも、多くの人にとってはその違いは分かりにくく、どれを選んでいいのか悩まれるのは当然のことだと思います。

そこで当社ではまずは無料で相談して頂くことで、お客様に最適なサービスを選んで頂くようにしています。

無料相談で解決すること

多くの不動産鑑定事務所でも無料相談を対応しているところはありますが、当社では以下の特徴があります。

タイ・バリュエーション・サービシーズの無料相談
・相談では1時間かけてお話を伺います
・対面はもちろん、オンラインでも対応しています
※愛知県内はもちろん、全国各地からお気軽にお問合せ頂けます
相談により鑑定書の活用以外での解決方法が見つかることがあります

ご相談に関しては、まずは「なぜ不動産価格の評価や調査が必要になったのか」という経緯からじっくりお話を伺います。

そしてご提供できる適切なサービスを長年の不動産鑑定士と民事調停委員の「もめごと解決のプロ」として培ってきた経験からご判断させて頂きます。

その結果、不動産鑑定書などを活用しなくても、相談によって考え方変わったり、自ら進んで解決する方法が見つかることが多いので、まずは遠慮なく無料相談を活用して頂ければと思います。



不動産鑑定士をうまく使おう

不動産鑑定評価書は高いというイメージが先行し、弁護士や税理士さえもなかなか頼みにくいという声はよく聞きます。

しかし、実際はそうではなく不動産に関しては他の士業よりも豊富な情報を持つので、不動産鑑定士にアウトソースすることで弁護士業務や税理士業務の時間を削減でき、業務の質を高めることができます。

そして不動産をめぐる問題は今後も複雑化、深刻化するのは間違いないので、不動産鑑定士を有効に活用して頂きたいと思います。

株式会社タイ・バリュエーション・サービシーズでは、25年の実績がある不動産鑑定士の田井能久が、様々な案件に誠実に対応させていただきます。

他社ではまずありえない、高品質な価格評価をリーズナブルに受けられる10万円パックもご用意しております。

まずは無料相談から承りますので、お気軽にお問い合わせください。

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