• 不動産鑑定に関するお役立ち情報

不動産を相続することになったら?問題解決にはプロの鑑定士が必要!

時価変動する不動産価格を決定するには?

不動産の相続については「揉める」という印象があります。なぜ揉めてしまうかと言うと価格を限りなく高くしたい立場の人と限りなく抑えたい人に分かれるからです。また不動産価格を決める方法が4つあるという点も価格を決める上で複雑です。

最初の方法は売買取引価格によって決める方法です。不動産は価格が一定ではなく時価によって変動する商品です。そのため実勢価格を調査して不動産価格を決めることができます。もちろん不動産会社によって売買価格が異なってくるでしょうから、何社かに依頼して平均値を出す方が良いでしょう。

この場合に円滑な相続を実現するために手助けしてくれるのが相続鑑定士です。土地家屋調査士と依頼主の間に入り、適正で納得のいく価格を提示してくれます。

分かりづらく複雑な計算方法にはプロの鑑定士が必要!

不動産価格を決める2番目の方法は、公示価格によって判断する方法です。毎年1月1日の時点で国が発表している土地の価格基準があります。この公示されている価格で算定できます。また固定資産税評価額や相続税評価額という数値から不動産価格を決める3番目、4番目の方法もあります。こうした計算は非常に複雑で専門的です。

国税庁が毎年発表している路線価格はホームページで確認できるので誰でも計算することができますが、土地の形状が複雑であったり、奥まった場所にある場合などケースによって計算値が異なってきます。不動産価格の相違によっては相続税の払い過ぎなども発生しますので、相続財鑑定産のプロフェッショナルに依頼する方が良いでしょう。

相続人と立場によって異なる思惑。信頼できる鑑定士に依頼を!

不動産を相続する際に考えられるケースは三つあります。まずは何人かで不動産を共有するという選択、2番目に土地や不動産を売って皆で分けるという換価分割。そして最後は、土地を一人の人が相続して、他の人に代価を支払うという分償分割です。

相続で揉めやすいのが3番目の分償分割です。不動産を相続した人は、支払い金額を抑えたいので不動産価格を低くしたい思惑が働きます。一方でお金を受け取る他の相続人は、できるだけ価格を高くして多く受け取りたいと思います。どうしても生じてしまう思惑の違いは双方が納得して解決するのが一番です。それで経験とノウハウがあり信頼できる鑑定士に依頼するのは、問題解決の第一歩と言えるでしょう。

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